不審な着信

残業していた俺に部下の女性が青ざめた顔して、

携帯を見せた訳がわからずいると、

いま家から携帯に着信が入ったの怖いから家まで付き合ってと言ってきた。

一人暮らしで家には誰もいない、なのに着信が入ったらしい

怖がってる部下を放ってもおけず、一緒に部屋まで行った。

部屋に付くと電気は消えていた、

俺が鍵を開け恐る恐る中に入って電気を付ける

トイレやクローゼット、ベッドの下等確認、誰もいなかった。

部屋も整理されていておかしな所はなく、

緊張が取れよく見ると女性の一人暮らしらしい

小奇麗で良い匂いのする部屋だった。

安全を確認して部下に連絡して部屋に来てもらう。

警察に連絡する?と言うと大げさにしたくないから止めときます、

何かの拍子に電話機のリダイヤルが働いたのかも知れないし。

○○さんご飯まだでしょ、よかったら作りますから一緒に食べませんか?

一人じゃまだ怖いし…。

怖がってる女性を一人にするのも悪いし、

せっかくご飯を作ってくれるって言ってるし

妻とは別居して外食やコンビニ弁当にも飽きたし、

などと自分に都合のよく考えご馳走になる事にした。

その日は食事をして、

まだ怖いと言うので深夜まで話をして帰宅した。

それから暫くして部下は突然退職、

そして妻から離婚調停の知らせが

俺の浮気が原因だそうだ、証拠もあるらしい。

この時初めて気が付いた、、、










意味がわかると怖い話
「不審な着信」
の解説・考察

imi
imi

これは幽霊というよりは社会的な話で怖い話ですね。

この「部下」は別居中の妻にでも頼まれて、離婚の原因を捏造するためにこの語り手を部屋に呼び、深夜までいさせたわけですね。
実際は「不審な着信」の相談を受けて、深夜まで女性宅にいた(いさせられた)わけですが、外から見ると浮気しているように見えますもんね・・・

怖い。
ただひたすらに怖い・・・

-IMI-

難問
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「不審な着信」の解説・感想