「いやー昨日は大変だったよ」
「どうしたんだ?」
「残業が終わらなくて夜遅くまで仕事してたんだけど、そしたら終電が終わっちゃって最悪だったよ」
「で、しかたないからタクシー捕まえて帰ろうとしたら、変なガキに付き纏われちゃってさ」
「変なガキ?」
「何か知らんけど小さな声で『この後に、なあ父さん』って何度も言いながら近づいてくるんだよ」
「あまりにも気持ち悪かったもんだから、『俺は父さんじゃねえ!あっちいけ!』って叫んだら、どっか行っちまったけど」
「ふーん、確かに変だな」
「だろ?・・・おっと、もうこんな時間か。悪いそろそろ仕事に戻るから。じゃあな」
「おう、またな」
この言葉を最後に、友人は音信不通となった
数日後、友人は自宅アパートで首吊って自殺したと聞かされた
葬式の帰り道、僕は彼の最後の言葉が頭から離れなかった
(・・・あの時は聞き流してしまったが、終電も終わるような夜中に何で子供が?)
(それに、『この後に、なあ父さん』って一体・・・?)
「・・・・と・・に・・・・・・・・・・・・・と・・・・・ん」ぺた・・・
「え?」
「こ・・・・・・に・・・・・・・・・・あ・・と・・さ・・ん」ぺた・・・ぺた・・・
(こんな夜中に子供?もしかして!?)
「お前、何者だ!?」
「こ・・あ・・と・・に・・・な・・あ・・と・・さ・・ん」ぺた・・・ぺた・・・
「こ・・あ・・と・・に・・・な・・あ・・と・・さ・・ん」ぺた・・・ぺた・・・「おい!答えろよ!」
「・・・・・・・・・」すぅ
「き、消えた!?」
こあとになあとさん?
どゆこと