事件報道

事件報道 上級

今日未明、今月2日に起こった無差別傷害事件の被害者で、現在○○病院に入院中の高校生□□A子さんが、病室で自殺しているのが見つかりました。

A子さんは同傷害事件で左わき腹を刺されながらも、直後のインタビューに毅然と答え、犯人割り出しの決め手となりました。

しかし、同日深夜携帯電話を使ってのインタビューや、翌日3日の取材では事件の恐怖を語り、塞ぎ込む様子を見せ、4日以降の取材では、報道陣の問いかけに答えられない状態が続きました。

14日にはやっと報道陣の呼びかけに答えられるほどの状態に回復し、

「(事件で)相当なストレスを感じている」「(このような事件は)もうやめてほしい」

と報道陣に訴えたばかりでした。

その間に7度、A子さんの特集番組が組まれ、全国から応援のメッセージが届いていましたが、A子さんを引き止めることは出来ませんでした。

特徴的な話し方で全国的に有名になった父親のB男さんは、「娘は(事件に)ころされたようなもの」と憤りをあらわにし、
祖母のCさんも「もう気力が尽きた」と肩を落とした。

A子さんの特集番組『夢を諦めない -A子さん半生の記録-』は今日夕方19:55分に放送です。

ぜひそちらもご覧ください。










意味がわかると怖い話
「事件報道」
の解説・考察

imi
imi

秀逸な意味がわかると怖い話ですね。
しかも、これは実際にあり得そうな話です。
皆さんは意味が分かりましたか?
それでは解説です。

A子さんが報道陣に訴えた言葉の()内は、
奇しくも報道によって勝手に追加された内容なのです…

つまり、A子さんは、本当は
「(事件で)相当なストレスを感じている」
「(このような事件は)もうやめてほしい」
と訴えたのですが、その「報道」フィルターを介すと
「(報道に)相当なストレスを感じている」
「(報道を)もうやめてほしい」
となってしまうのです。
さらには亡くなった後にも特集番組が組まれるという執拗さ…

父親のB男さんの
「娘は(事件に)ころされたようなもの」
という憤りも
実際は「(報道に)殺されたようなもの」なんでしょうね。

「特徴的な話し方で全国的に有名になった」というのも本当にありえそうで皮肉たっぷりの話ですね。

後味が悪いですが、その分秀逸なお話ですね。




上級難問
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「事件報道」の解説・感想

  1. あそゆこと

  2. そのとおり

  3. つまりマスゴミ

  4. ありそうだな\(^o^)/\(^o^)/٩(๑´3`๑)۶