アパートに帰ると手紙が入っていた。
彼からのものだ。
実はもう別れる寸前なのだ。
突然喧嘩を頻繁にするようになった。
多分別れの手紙だろうと思い開けて読んでみた。
――――――――――――――奈々へ
なんかさ最初君がいるだけでリア充になった気がして嬉しかった。世界にいる誰よりも好きだった。たまに君の嫌いな人参も僕が食べてあげたね(笑)いろいろ作ってくれた手料理…煮物美味しかった。良い嫁になると思うよ。夏に君が苦手にしてる蜂がきて焦ってキスした時…あれが僕の初めてのキスだった。浜辺で遊びころんだ君を録画したビデオは今でも宝物。今も一緒のころを今でも思い出すよ…奈々。ふたりの間、君の位置いつの間にか遠くなったね。それ僕がワザとしたことって言ったら号泣してくれるかな?(笑)以後、来る日来る日遠ざかっていたよね。
最後に…さようなら。――――――――――――――
これは別れの…手紙なのだろうか…?
だけど内容の今でも好きな彼との思い出を振り返り涙がポロポロと流れて消えていた。
内容からすると彼に何かあったのかもしれない。
止まらない雫を流す為に私はお風呂に入ることにした。