一人歩きの女性を狙う通り魔

女性が深夜に仕事を終え帰路につき、いつも通っている地下道に入った時、
前方から男が歩いてくるのが目に入った。
男の服には血痕らしきものがついており、明らかに様子がおかしい。
女性は怖くなったが、そこを通らないと家に帰れない。
大丈夫だ、と自分に言い聞かせ、そのまま進むことにした。
男はすれ違った際、ものすごい形相で女性を見たが、結局なにも起こらなかった。

数日後、一人歩きの女性ばかり、数人を殺害した通り魔のニュースが流れ、
女性は、犯人の顔があの日地下道ですれ違った男と同じであることに驚愕した。
と同時に、なぜあの時私は襲われなかったのか、という疑問が沸いてきた。

女性は刑務所まで出かけ、犯人と対面した。
女性「あの日、私とすれ違ったのを覚えていますか?」
犯人「覚えている」

女性「なぜ私を襲わなかったのですか?」
犯人「君は他の男といっしょだったじゃないか」

「一人歩きの女性を狙う通り魔」の解説・感想

  1. ほかの男というのは守護霊か、霊かですね。守護霊だった場合心温まりますが、霊だと怖いめにあったのにまた怖くなってしまいます