およそ1000~1100年ぐらい前の時代だろうか。


「この世の者とは思えぬほどの美貌」を持ってある姫君が誕生した。


人々は賞賛の声を送り求婚者も相次いだ。


姫の両親はこの美しさと若さが失われることを恐れ自らの命を犠牲に


彼女が永遠に「そのまま」でいられるようにまじないをかけて不老不死にした。


しかし彼女は両親の行いを心底恨んでいる。

「美」の解説・感想