幼馴染

『おおきくなったら、けっこんしようね』

少女は幼馴染のその言葉を聞いた。

クーーーーーーーッ!

親友のケイコには双子のイケメンが幼馴染として存在し

しかも家は隣同士のまるで「タッチ」の世界だ。

しかもケイコの家は喫茶店

私はよくケイコをうらやましいと思ったもんだ。

ケイコの家に行きカレーとコーヒーを頼む

「あのさ、ケイコに頼みがあるんだ」

「何よ?」

「これさ、ケイコの大学の先輩に渡してもらえないかな?」

「こういうのは自分の力でする事でしょ」

「だって大学違うんだもん、アンタみたいに容姿良くないし・・・・」
「自信持てば」

「あんたはいいよね、イケメンの双子に子供の頃

『結婚しよう』って言われたんでしょう?」

「アンタ、勘違いしてない?」

「へ?」

「私は『言われた』んじゃなくて『聞いたの』!」

「幼馴染」の解説・感想