僕が廃墟に探検に行った時のこと。
二階には小さな子供部屋があって、僕は何か面白い物がありそうだからそっと入ってみた。
ボロボロの机に、一つ日記帳が置いてあった。
でも中は真っさら。
なぁんだ残念、と思ったら、
1番最後のページに、汚い字で日記らしいものが書いてあった。
『8/18 はれねこふんじゃったねこふんじゃったふかふかの毛布にくるまったねこ、ふんじゃったわざとじゃないよでも、ちょっといい気味だったよ
ネコさんはイタいとき、ニャアって鳴くけど、ねこふんじゃったとき、ねこは泣かなかった。なんでかなあ、ふしぎだなああ、ママがゆうくんを呼んでる。ずーっと呼んでる。
ゆうくん、まだ起きないのかなあ』
僕はなんだかゾッとして、日記帳を閉じた。壁には、寝ている赤子の絵がかかっていた。
猫フンじゃっ種(たね)