宅配便

仕事から帰ると、
郵便受けに、
飛脚マークの宅配便の不在票が入っていた。

発送元は、通販会社。

はて、

「あ、もう届いたんだ」

と思いながら、
携帯のメモリーに入れてある
飛脚マークの宅配便会社へ電話する。

再配達を依頼しようとしたところ、
伝票番号が確認できないとのこと。

住所や名前から検索してもらったところ、
明日配達予定とのこと。

明日の受け取り時間を指定する話をしていたところ、
インターホンが鳴った。

「こんばんは、
飛脚マークの宅配便ですー、
お届け物の再配達に参りましたぁ」

「あ、はーい。」

オートロックのオープンを押し、ながら、携帯に

「届いたんで大丈夫でーす。」

「え、あ、左様で御座いますか、失礼致します。」

そう言って電話切った。

同時に、玄関ドアがノックされた。

「こんばんは、
飛脚マークの宅配便ですー、
お届け物に上がりましたー」

「はーい、今、開けまーす」

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