ものごころ

みんなは自分が「ものごころ」ついた瞬間って憶えてる?

これはある意味体験した話

「ものごころ」ついた瞬間は幼稚園にあがる直前だったと思う

今でもはっきり思い出せる、公団の前の広場に3人の子供が立っている

母親は公団の入り口の近くで井戸端会議していた

「僕」の服装はデニムのジャケットにジーンズ、

半そでで半ズボンの2人とは少し違っていた

そのときの「僕」はどうやら自己紹介をしていた、

5才だと指で表していた、そのポーズは少しきざったらしかった

それが「僕」の「ものごころ」の一番はじめの記憶だ

それから幼稚園に通い、小学校で教師に反抗し、

中学で絵に目覚め、高校でデザインを勉強し、美大へと通う

そんな人生をリアルタイムで送っている、20年近くの「僕」の人生だ

ただ最近になって不思議なことがある

「僕」は見ていたんだ


その3人の子供を少し遠くから

「ものごころ」の解説・感想