こんなに愛していたのに

…私は鍵を閉めた。

あなたはわたしが嫌いだったの?

わたしはこんなに愛していたのに

他の女といるのに気付いても

同じ道を歩んできたのに…私はチャイムを鳴らした。

今日だってわたしがあなたと道でぶつかると

あなたは落としたものを拾わずに飛ぶように逃げて行った。

落し物は今どこにあるのだろう…ドアを開けてくれたのは夫。

彼だけは私のことを分かってくれているはず。

きっと住む世界が異なることになろうとも。

「こんなに愛していたのに」の解説・感想