玄関を開けると、そこには結婚して間もない妻が帰りを待っていてくれた。
「お帰りなさい、今夜も遅かったのね。仕事、忙しいの?」
「うん、そうなんだ。最近、大きな仕事任されちゃって」
妻にスーツの上を預け、ダイニングに向かう。
テーブルの上には、じゃがいものいい香りを漂わせた大きな器があった。
「お!今日は肉じゃがか」
「そうよ、あなた大好きだったでしょう?」
しかし椅子に座ってから、違和感を覚えた。
「あれ?この肉じゃが、肝心な物が入ってないんだけど?」
背後に立った妻が答える。
「ああ、それね。さっきまで、材料がなかったから」
はやぴーさん、解説を追加しました!