前世

男A「あのさぁ、Dってさ、小便するとき、いっつも隣に来るよな。
他が空いてんのにだぜ。気持ち悪いよな~。」

男B「えっ?そんなことないよ。離れてするよ。」

男C「俺も、Dが隣に来たことなんてないよ。
ひょっとして、Dはお前のアレ覗いてんじゃないか?」

男A「きっしょ~。あいつ、前世が淫乱女なんじゃないか?
あっ、そうだ。写真見ただけで前世が分かる占い師知ってるから、

今度、見てもらうよ。ついでに、お前らの分も見てきてやるよ。」

………

占師「Aさんの前世は大富豪ですね。その前は高名な武士、その前が貴族です。」

男A「うっひょ~。最っ高~。じゃあ、この写真のBとCは?」

占師「Bさんの前世は農民、その前が商人、その前が庶民。Cさんは、漁師、木こり、大工です。」

男A「じゃあ、このDは?こいつ、絶対、前世が淫乱女だと思うんだよね。」

占師「いや、Dさんの前世は人間じゃないですね。虫です。線虫です。」

「前世」の解説・感想

  1. つまり、Aはがんにかかっている