閑静な港町の外れを一人歩いていると、長蛇の列が目に入った。
最後尾の人に何の行列なのか訊いてみたが、軽く一瞥されただけで答えてくれなかった。
持ってきた地図に目を落とすと、どうやらこの先は岬になっているようだ。
きっと景色が良いのだろうと一人合点し、私もその列に続く事にした。
並び始めて数十分、列が進んでいるのはいいが、左右は切り立った崖になっていた。
もはや人一人分の道幅しかない細道で、一歩間違えば転落してしまいそうだ。
私の後ろにも多くの人が並んでおり、引き返す事もできない。
一体この行列の先は、どうなっているのだろうか……?
自殺の列じゃん