百物語

ある高校のオカルト研究会の話。

ある暑い夏の日に、百物語を実践してみようという事になった。

部長を含め10人の部員達が話にのってきて、

夏休みの学校で決行することになった。


ろうそくは百本も用意出来ないので、10本用意して、

百本のマッチで話すたびにろうそくをつけたり消したりすることにした。

理解のある教師を説得して、その当直の日に学校に潜り込み、

教室に寝袋を持ちこんだ。時間がかかるコトを考えて、

日が暮れて暗くなると同時に部長が話始める。

それから6時間程、いい加減うんざりしてきた頃、

部長がようやく最後のマッチに火をつけた。

マッチの灯りで最後の話を読み終えたが、もちろん何も起こらない。

『ま、そんなもんだろうな』と部長が呟いた

そして話を終えたみんなは学校を後にし、みな無事に家に帰宅した

「百物語」の解説・感想