命拾い

部屋でベッドに寝転びくつろいでいたら、

いきなりドアが開いて見知らぬ女が入ってきた。

目が合った。

髪の長い、痩せた女だ。

顔は蒼白で、目をカッと見開き、体が小刻みに震えている。

思わず体を起こし身構えると、

女は「ぅ~」とか「ぁ~」とかかすれ声を出しながら、

ゆっくり後ずさり出ていった。

驚いた‥命拾いして良かったなぁ。

「命拾い」の解説・感想