世界で2番目に好き

「母子家庭の私をいじめるB子よ、死ね!」

A子は、B子の藁人形に五寸釘を打ちつけながら呪った。

次の日、B子は高校の屋上から落ちて死んでしまった。

「どういうこと?なんだか怖い…」

「もう一人殺したいのがC子よ!」

A子は、C子の藁人形に五寸釘を打ちつけながら呪った。

次の日、C子はホームから線路に転落して轢死してしまった。

「偶然?それとも…」

「もし、私に不思議な力があるのなら、
最後にもう一人殺したい人がいるの…。母親よ。
私の大好きな家庭教師のX先生に色目を使って誘惑する気持ち悪い女。
あの女さえいなければ、私はX先生と幸せに暮らせるのに!」

A子は、母親の藁人形に五寸釘を打ちつけながら呪った。

しかし、次の日、学校から帰ると、母は生きていた。

「そうよね、私にそんな力があるわけないわ…」


X先生「今度の週末は先生が泊まりに来るからね。
合宿勉強だよ。お母さんの許可は取ったから。」

A子「ねぇ、先生。私のこと好き?」

X先生「ああ、大好きだよ。世界で2番目にね。」

「世界で2番目に好き」の解説・感想

  1. やめろ〜先生は死にたくない………