大嫌いなYが空き巣被害に遭った。
Yは一人暮らしだったので狙いやすかったのだろう。
しかしプライドが高いYは友人達はおろか家族にも助けを求めず自分一人でなんとかしようとしていた。
不要になったものを売ったり日払い制のバイトをしたりしてたが大半が家賃で消えていたようで生活は追いつめられていた。
数日前に友人の一人が様子がおかしくなったYを心配し自宅を訪れて知ったらしい。
それを聞いた友人達はYを助けることにした。
私は嫌だったが皆がやるのに自分だけしないわけにいかないので渋々助けることにした。
話し合い生活に必要な日用品は友人達がそれぞれ買い込んでプレゼントすることになったので私は食料品を用意することになった。
調理済みの御総菜だと食中毒の危険もあるのでレンジや鍋があればすぐに調理ができるインスタントやレトルト系にしよう。
その後、皆で差し入れを持ってY宅に行き順番にプレゼントをした。
素直じゃないYが嬉し涙を浮かべつつも必死に耐えている。
でも最後に私のプレゼントを見て堪えきれなくなったのか大声で泣き出した。
そんなリアクションされると私まで嬉しくなるよ…