タダイマ

僕と君は一緒に生まれて
一緒に生きてきた。

お母さんに産んで貰った

今でもその事に感謝してる。

君はどんどん成長して
大きくなっていくのに
僕はなかなか大きくなれなくてもどかしかった。

君は色々なことを
外で覚えてくるのに

僕はいつも家の中で
じっとしていなきゃいけなかった。

君は友達が沢山出来るのに
僕にはできない。

友達は女の子の人形と
熊のぬいぐるみくらいかな。

それでも良かった

君が帰ってくれば
いつも僕と遊んでくれたから
それだけで幸せだった

なのに

お母さんや君が
僕を捨てたんだ。

「邪魔だ」って

熊のぬいぐるみや女の子の人形と一緒に

邪魔?なんで?
酷いよ…
ずっと一緒だったのに

そんなに僕が居ることは
迷惑だった?

必要ない存在だった?

僕の腕や首を離して
山に捨てたよね

許せない

許せない

許せない

許せない

許せない

ユルセナイ

ユルセナイ

ユルセナイ

ユルセナイ

ユルセナイ

僕はついていくよ
どこだろうと

僕は「家族」だからね

心配しなくても大丈夫

ちゃんとお家に帰ってくるから


「タダイマ」

「タダイマ」の解説・感想

  1. 解説を早く
    もどかしい

  2. 呪いが戻ってきたな…