エースが二人

うちの学校のバスケット部は自慢じゃないがエースが二人もいる。


Mは身長1メートル90cmの長身で、

Nは小さくて1メートル58cmだけど
小柄な体を活かした動きが得意、

二人は親友同志でも会った、ところが・・・。

「マネージャー、N来ていない?」

「まだだけど」

悲鳴が起こったのはその後だった、

Nが部室の横にある空き小屋で死んでいた。

何も置いていないガランとした唯一棚だけ

小屋の中でNがうつぶせになって死んでいた。

「何でこんなことに」

「棚に何かある・・・」

Mがそういった、Mが背伸びをして棚に手を伸ばすと小瓶と封書があった。

顧問の先生が来たので封書を見てもらうとNの遺書だという、

ワープロ書きで・・。

『やっぱり俺みたいなチビには無理だったんだ』

こう書かれていた、つまりNは自殺・・・・。

Mはずっと泣いていた。

「俺と一緒にインターハイ目指すんじゃなかったのかよ!?」

みんなも泣いていた、何で自殺なんてするんだよ・・・・。

「エースが二人」の解説・感想