小さい頃の話

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小さい頃の話

日曜の昼、両親が出かけるから留守番してろと言って出て行った

しかし近所の山にカブト虫を取りに行きたい俺は言いつけを無視して山へ

そこは薄暗くて奥の方ではよく首吊りがあるいわゆる名所なんだけど、カブトや

クワガタがよく取れる場所としても有名で、子供で怖がる奴なんかいない場所だった

急いで行ってカブト虫を取って戻れば両親が帰る前に間に合う、と思った俺は

脇目もふらずに自転車で全力疾走、山へ近づいてくるとテンションが上がってきて

角から出てきた車に気がつくのに遅れ、避けようとして派手にこけてしまった

擦りむいて痛かったがとくにひどい怪我はしていない

車も急ブレーキをかけて止まり、中から「大丈夫か!」と人が降りてきたんだが

見るとなんと両親、自分の親の車に轢かれる、というところだったのだ

親は忘れ物を取りに戻る途中だったらしい

「轢いちゃってたらシャレになんないよ、お前には生きて欲しいんだから」

と親は泣き、出かける予定はやめにしてみんなで家に帰った










意味がわかると怖い話
「小さい頃の話」
の解説・考察

imi
imi

言葉尻をきちんと追うと話が見えてきますね。
意味はわかりましたでしょうか?

それでは解説です。

語り手がカブトムシを取りに行った近所の山は、
いわゆる「首吊りの名所」でした。
その山で、ばったりと両親と出会ったということから、話の流れはおよそ察しがつきますね。
また「お前『には』生きて欲しいんだから」ということから、自分たちは死んでもよかったという意味を汲み取ることができます。

両親は自殺をしに山に出かけたのですね。

それにしても忘れ物はなんだったのでしょう。
首吊りの道具だったかもしれませんし、語り手を残すのも不憫だということで一家心中の予定にしようとしていたのかもしれません。

それにしてもタイミングですね。
結果両親は自殺を思いとどまってみんなで家に帰ったのですね。
ほっこりした話ですね。

簡単
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「小さい頃の話」の解説・感想

  1. ああ母母はアハハハは母hwwwwwwwwwwwwwwwwww(((((((殴

  2. ある意味怖いほ

  3. ある意味怖い