予測変換

携帯電話でメールを作成する時等に使う便利な機能の一つ、予測変換に関する話。

なおひと(仮名)にはかすみ(仮名)という彼女がいた。

なおひとはかすみに 「かすみは土曜日どこに行きたい?」

という内容のメールを作ろうと、か行のボタンを1回押した。

当然、愛しの彼女の名前が1番上にくる。

「かすみ」 を押すと次の予測が出てくる。

1番上に表示されたのは 「犯ス」 だった。

驚いた彼はとりあえず1番上にくる単語を繋げていった。

すると 「かすみ犯ス今日の5時」 という文ができた。

自分が打った覚えが無い単語ばかり…。

不安になった彼は、午後4時半の今、歩いてすぐの彼女の家に向かった。

「まだ5時前だし、だいたいこんなの信じるなんてオレはどうにかしてる」

と思いながら、彼女の部屋の前に着くも、カギは開かず、返事も無い。

管理人に無理を言って開けてもらうと、

首を吊って変わり果てた彼女の姿が。

どうやら5時というのは午後ではなく午前のことだったようだ。

近くに置いてあった彼女の携帯を見てみると、

「ゴメンね」

とだけ書かれた彼宛ての未送信メールが表示されていた…










意味がわかると怖い話
「予測変換」
の解説・考察

imi
imi

結局のところ、少し意味がわからない話になります。

それでは解説です。

「かすみ(性的に)犯ス今日の(午後)5時」ではなく
「かすみが(自殺を)犯ス今日の(午前)5時」だった
という事ですね。

「意味がわかると怖い話」というよりは「何かしら霊的な力が作用して、かすみの自殺をなおひとに伝えようとした」という単なるオカルト話のようでして、少し拍子抜けしてしまいますね。

予測変換がここまで働くなら、「自殺」や「午前」まで知らせてくれてもいいのにな、と少し意地悪に思ってしまいます。

珍問
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「予測変換」の解説・感想