意味がわかると怖い話まとめ 解説付き
「霊感」

Aは否定してるが実は霊が見える事を俺は知っている。

この前一緒に駅前を歩いていたら、反対側の踏切の前に老婆を背負ってる男がいた。

じっと俺たちを見ている。

踏切を渡ろうとした時、Aがぽつりとこう言った。

「無視しろ。こいつは悪霊だ。」

男は頷いた。

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意味がわかると怖い話
「霊感」
-解説-


短いけれど、意味がわかると怖くなってくる話です。
それでは解説です。

普通に読んでみると、男の背中にいる「老婆」が悪霊なのかなと思うわけですが、そうなるとAがポツリと話したことに男が頷くことの説明がつきません。

そこで、語り手自身である「俺」が悪霊と考えるとどうでしょうか…
発想をガラリと変えないといけません。

Aは霊が見えるので、隣に「俺=悪霊」がいるのもわかっている。
そして踏切の前で老婆を背負っている男もまた霊が見える。

Aはその男とすれ違うときに、「一緒に歩いている『俺』は悪霊だから無視しろよ」とその男に忠告したのだと…そして男は「了解」と頷く…。

ややこしいですけど、こういう話なのですね。

蛇足ですが、ひょっとして、男が背負っているおばあさんも霊と考えることもできますね。

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