ある日、泣き声がしゃくに障ったので妹を殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
5年後、些細なけんかで友達を殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
10年後、酔った勢いで孕ませてしまった女を殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
15年後、嫌な上司を殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていた。
20年後、介護が必要になった母が邪魔なので殺した、死体は井戸に捨てた。
次の日見に行くと死体は消えていなかった。
次の日も、次の日も死体はそのままだった。
こういう「意味のわかると怖い話」は大好きです。
こういう話を思いつく人って天才ですね…
あなたは意味がわかりましたでしょうか？
それでは解説です。
井戸に投げ捨てられた死体は母によって処理されていたのでしょう…
母親が亡くなってしまったため、死体はそのまま放置されているのでしょうか。
この情報から推測すると、何らかの秘密や過去の事件が関わっている可能性があります。
また、「七つの怖い扉」という短編ホラー集に収録されている阿刀田高さんの「迷路」という作品が元ネタとのことです。珍しく元ネタがわかっているというのは、意味深く怖さを倍増させますね。
このような背後に隠された秘密や、作品のインスピレーションを知ることで、さらなる不気味さが引き立ちます。
この話は元ネタが明らかな意味怖の一例であり、読者にとって興味深いエンディングをもたらしますね。
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井戸は強酸が湧き出る井戸なので死体が全て溶けていた
しかし母親は超合金で出来ていたので溶けなかった