某芸能プロダクションで
平田という女の子の才能がオーディションで認められ
一流の作詞家・作曲家をつけてデビューが決まっていたのだが、
とんでもないことがおきた。ワンマンでプロダクションの社長の富野という男が平田を強制的に辞めさせ
変わりに自分が推薦した12人の少女達をごり押しで薦めてきたのだ。平田は自殺を図った。
「なんて馬鹿なことするの!」
彼女のマネージャーだった女性は
泣いて彼女の事を抱きしめるとこういった。「作詞家の先生も作曲家の先生も
『あなたでなければ』と言っているのよ」事実「さくら12」とユニット名が付いた12人だが
全員身勝手で自己中心的などうしようもない連中の集まりで「チョコパフェが食べたい」
「あのアイドル面した奴気に食わない」
と我侭放題な上に
他のアイドルにも危害を及ぼし妨害までするため
事務所の人々は困り果てていた挙句の果てには
別のアイドルの衣装を12人の内の一人が盗み着て「自分に似合うと思った」
と開き直る始末。
富野も隠蔽に全力を注いでいるので
マスコミも悪事を暴けないでいた。マネージャーは思った
『あいつらは桜じゃない、牽午子(朝顔の漢名)だ!』
武道館で「さくら12」のコンサートが開かれることになった
この連中歌はへたくそで踊りも最悪なのに
顔が可愛いという理由で
馬鹿なファンがひっきりなしに押し寄せる。「皆!ほとんど会場に出ずっぱりだから気合を入れるのよ」
マネージャーが
そういっても12人はあまりやる気がなさそうだ。「あなた達に飲んでもらいたいものがあるの『桜湯』よ」
12人は全員が飲んだ・・・・。
コンサートは大騒ぎになり
ネットで12人はさらし者になった。富野も責任を取らされ解任、
12人は全て自殺した。「やっぱりあいつらには朝顔がお似合いだったわね、
さぁ!社長も変わったし平田さんのレッスンを」