あるところに、おじーさんとおばーさんが住んでいました。
おじーさんは山へしばかりに、おばーさんは川へ洗濯に行きました。
おばーさんが川で洗濯をしていると、ドンブラコ~と大きな桃が流れてきました。
おばーさんが桃を持ち帰り切ってみると、中からカワイイ男の子が出てきました。
男の子は桃太郎と名付けられ、おいしいものをたくさん食べてスクスク育ちました。
桃太郎はある日、犬と友達になりました。
桃太郎は犬を家に招待し、楽しく過ごしました。
ところがその後、犬と桃太郎が遊ぶ事はありませんでした。
またある日、桃太郎は猿と友達になりました。
桃太郎は猿を家に招待し、楽しく過ごしました。
ところが猿もまた、この日を境に桃太郎と遊んでくれる事はなくなりました。
その後キジと仲良くなった桃太郎は、キジを家に招待しました。
なぜだかやっぱり、キジも二度と桃太郎と遊ぶことはありませんでした。
(ボク、いっつもお友達に嫌われちゃう。。)
それでも桃太郎は、おばーさんの作るおいしいご飯に顔をほころばしていました。
ある日、桃太郎は鬼と仲良くなりました。
桃太郎は鬼を家に招待しました。
そして、鬼が桃太郎の前から居なくなる事はありませんでした。
(これが本当のお友達なんだ!)
ところがその日から、おじーさんとおばーさんの姿がありません。
不思議には思ったものの、おばーさんの代わりに鬼が作ってくれたご飯がとてもおいしくて、桃太郎は幸せな日々を過ごしました。
「たぁんとお食べ。もっと丸々大きくおなり」
ぜははははははははははははははははははは もうやめまじょうよ