短気は損気

私と従兄弟のお兄さんは
両親を亡くしてから金持ちの叔父さんに引き取られた。
しかし、叔父さん自身嫁も取らない為

さぞ子供同然に可愛がってくれるかと思えば
そうではなく寧ろ、ケチなので小遣いももらったことはない。
大きな家に住んではいるが、

バイト生活でお兄さんが言うには・・・。
「終いには『家賃よこせ』と言いかねない」

といわれた。

慣れたけど。
そんな中お兄さんはよく新聞の天気予報を見るようになった、

趣味の無かった叔父さんがゴルフにはまりだしてからだ。
「何見てるんですか?」
「いや、今日当たり来そうな気がしてな・・・・」
「?」
本当に来るとは思わなかった、

叔父さんは愛人もいなかったし。
「本当にお兄さんは気長なんですね」
「『短気は損気』というだろ手を下したらOUTなんだよ、

偶然にでも任せたほうが当たりが来たときの喜びもでかいんだ」
なるほど。

「短気は損気」の解説・感想