彼女にお礼

俺『あ、ごめんごめん、俺これから出かけるんだわ。』

友人『なんだ、そうか。いや、近くに用事があったついでだからいいよ。
それよりこんな時間から何処行くんだよ?』

俺『実家の方に行くんだよ。お前の家も途中だから送って行くよ。』

友人『かえって悪いな。じゃお願いしようか』


車中にて

友人『最近会ってないけど彼女元気?』

俺『体壊したみたいで俺も最近見てないよ。』

友人『あ、そういえば彼女にお礼しなきゃいけないんだよな。
俺の彼女に誕生日プレゼントもらったから。
電話かけていいだろ?』

俺『いや、都合悪いと思うから止めた方がいいよ。』

友人『迷惑な時間じゃないからいいだろ?
お礼しなきゃ俺の彼女に怒られるよ。』


急ブレーキを踏むのと同時に、トランクから携帯の呼び出し音が鳴った。

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