普通 二階の和室 デジカメを新しく買った。セルフタイマー機能を試してみようと夜に二階の和室で自分を撮影して画像を見てみたら自分の後ろに映っている天袋がちょっと開いていて、その隙間から人の目が覗いてるように見える事に気付いた。最近夜にネズミが暴れてるっぽい音が... 0 普通
普通 彼女とドライブ 夜中に俺は彼女とドライブに行った。人気のない所に車を停め、シートを倒し、星を眺めていた。「A君、私の事好き?私はこんなに好きだよ」彼女の顔が星空を隠す。じっと見つめあう俺と彼女。「したいの・・・A君・・・」上気した顔でつぶやく彼女を俺はいつ... 0 普通
普通 月明かりだけの街 ある日、俺はコンビニで立ち読みをしていた。しばらく読んでいると、急に店内が真っ暗になった。店内にいる客はざわつきはじめ、俺が窓の外を見ると街灯も消えており、月明かりだけの街になっていた。俺は慌てて出口へ向かい、店の外へ出ようとした。そして俺... 0 普通
普通 キスの回数 「君が前の彼氏としたキスの回数なんて、俺が三日で超えてみせるぜ」「ごめん、それは無理」「じゃあ試してみる?」「あたし、キスは一回しかしない主義だから。実際、一回しかできないしね」「へ?なんで??」「じゃあ試してみる?ほら顎上げて」 0 普通
普通 引っ越してきた三人家族 俺の職業は精神科医なんだが、この前ゾッとするようなケースに遭遇した。俺の家の隣に、60代の夫婦と30歳くらいの息子の三人家族が引っ越してきた。息子はいわゆる引きこもりらしく、その姿を見掛けることはあまりなかった。まー、その家族の口からは聞け... 0 普通
普通 宝物殿 ある宝物殿があった。今日は年に一日だけ開放される日。普段は近辺には人が常駐しておらず閉ざされた場所だ。十時の開門を前に、案内係へ一本の電話がきた。男「おい、門が開くのは何時だ?」係「十時です。十時にならないと入れません。」男「・・・俺はここ... 0 普通
普通 長いトイレ 久しぶりの休日、昼過ぎまで眠っていた。起きると、とりあえずトイレへと向かう。水が流れていた。妻が入ったのだろう。便座に座り込み、一息ついた。トイレは私のお気に入り、憩いの場所だ。近頃は仕事が忙しくて、疲れも溜まっている。そういえば、碌に妻と... 0 普通
普通 キャンプファイヤー 中学2年の夏、学校の行事で山に1泊2日のキャンプに行くことになった。夜はバーベキューの後、キャンプファイヤーをしながら歌を歌うことになっていた。食事が終わった生徒から焚き木の周りに集まってきて全員いると確認とれたみたいだ。でも火をつける寸前... 0 普通
普通 生活に疲れた 生活に疲れ、もう生きてくのがイヤになったので死ぬ事にした。だが一人で死ぬのは寂しいのでネットで募集した。割と近くに住む人が応募してきた。約束の時間に集合場所についた。お互いの遺書を読む事になるとは思わなかった。 0 普通