小児がんの少年

ある日少年は体調を崩して母親と一緒に病院に診断しに行ったんだけど診断結果が「小児がん」で彼のがんは残念ながら末期に近いらしく余命1年とまで言われてしまった

すぐ入院しなきゃいけないし、学校にもいけない

友達にも会えない、そしてもう一年近くしか生きられない…

彼はもう生きる気力を無くしたのかいつも無表情でうつむいたまま

そして入院してから一ヶ月、抗がん剤の影響か髪の毛は全て抜け落ちますます彼の心も身体も荒んでいった

そんななか、医者が病室の彼の様子見に来て彼に

「僕が頑張って君をこの病院から出られるように背中を押してあげるから君も頑張ってね」

そして彼は
「いつ?」
って聞き返した

すると医者は
「一週間以内には病院から出れるよ」
と言った

彼は
「本当に!?」
と言って久々に彼の笑顔が戻った

今までベットで暗く無表情だったとは思えないほど彼は病院の廊下を走り回って大はしゃぎ看護師さんも元気にはしゃいでる姿を見て少しびっくりしていたが、安堵の表情も伺えた

そりゃあ今まで無気力無表情だった彼がはしゃいでいたらホッとするわな
元気な姿を見れたのだから

しかし、その三日後、少年は病院の屋上から飛び降りて死んでしまった…

「小児がんの少年」の解説・感想