とある事件

俺は前にとある事件のことを忘れられない。

というのも、俺はその事件に深く関わったからだ。

所謂、キチOイによる拉致監禁殺人事件というやつだ。

そこには屈強な大男がいて、小さな声で何か呟いていたが、聞き取ることはできなかった。

俺は奴が油断した瞬間に、恐怖と不安に歪んだ表情のまま、開いていた窓から身を投げた。

…あの時の奴の表情を俺は忘れられない

「とある事件」の解説・感想