千里眼

俺は某C国のエージェント。

俺はある目的でこの帆船ツアーに参加している。

目的は「千里眼の能力を持つ者」を探し出すこと。

しかし、情報は乏しく
この国の人間はのんきに海洋生物をこの帆船から見て
のんきに楽しんでいる・・・。

見張り台から声がする

「イルカの群れが見えます」

船首楼からは

「見えませーん」

「どこーーーー?」

甲板からは

「南東の方向に群れが見えますよーーー!」

くそっ!ガセネタか!

こんな馬鹿なツアーまで参加して失敗とわかれば
俺は収容所送りじゃないか!

こうなったら亡命するしか・・・。

「千里眼」の解説・感想