小さなレストラン

私の家の近所にあった、店主が一人で切り盛りしている小さなレストラン。

味はなかなかだが料理が運ばれてくるのにちょっと時間がかかる。

でも、文句をいう客は一人もいない。

「すいませんね、どうにも手が足りなくって」

最初は驚いたけど、そんなことをまるで冗談のように笑って言う彼の笑顔に私は少しずつ惹かれて行って、今では、彼の右腕となって一緒に働いている。

「小さなレストラン」の解説・感想