小さなレストラン

私の家の近所にあった、
店主が一人で切り盛りしている小さなレストラン。

味はなかなかだが
料理が運ばれてくるのにちょっと時間がかかる。

でも、文句をいう客は一人もいない。

「すいませんね、どうにも手が足りなくって」

最初は驚いたけど、
そんなことをまるで冗談のように笑って言う彼の笑顔に
私は少しずつ惹かれて行って、
今では、彼の右腕となって一緒に働いている。

「小さなレストラン」の解説・感想

  1. 物理的に亭主の手が足りない?